- 製缶部門の概要
現場工事の施工以外にも、自社工場の工場内にある機械設備を用い、現場作業とは別部門での作業として、鉄板を使用し溶接で物を製作する事のできる“製缶作業”が行えます。
これは、現場でも生かす事が出来る作業で、現場作業中に部品が折損、しかし取り寄せでは工期に間に合わない等、緊急時でも、その場で溶接して復旧、または機械加工をして組付け等、技術を生かしながら作業に取り組む事ができます。製缶溶接加工品の製作時には、図面をおこして製作依頼して頂けるお客様の場合は図面通りに製作し、全てお任せで承る場合には、弊社にて寸法、鉄板の厚み、補強箇所等を計算、図面をおこし製作する事もあります。
最終的には、エアーガンを使用した吹き付け塗装等を行いお引渡しとなります。
東洋エンジニアリングの製缶溶接加工部門
機械整備と製缶の技術は異なっているのですが、弊社は人材、部門を分ける事なく両方が出来るようスタッフに指導しています。ここが他社とは違う点かと思います。
そのために、両方の作業意味を知った上での作業ができ、製缶作業と機械の据え付けが平行して行えます。
また、製缶のみ行っている鉄工所は多々ありますが、吹き付け塗装を行える所は少ないので、前述を含めてその全てをワンストップで行えるのが弊社の強みとなっています。
過去の実例
これは店舗設置型の廃食品油回収タンクです。
上部が開閉式取手付きのフタになっており、開くと中に脱着式コシ網があります。
用途としては、大型スーパー、または飲食店に設置し、その店で出た食品廃油(天ぷらを揚げたあとの油等)をお店の方がこのタンクのフタを開けて入れます。
その際、天カス等のゴミが混じっているので脱着式のコシ網カゴを取り付け、ゴミが溜まれば取り外して掃除が出来るようにしています。
そして、弊社が納品した業者がバキュウムカーで回収に行きます。
作業ポイントはお客様のニーズにあったオーダー品が製作できる事にあります。
設置場所や用途によって大きさ、重量、細かい部分のこだわりが出て来ますが、現場下見も含めその時のニーズに合った製品を作製する事ができます。